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「地震に強い家と弱い家、その差とは?」

こんにちは!

ブログ読んで頂きありがとうございます。

『家は居心地』をテーマに家づくりをしています。

京都府舞鶴市の~きらくハウス~塩見工務店  塩見 智則です。

 

今日は「地震に強い家と弱い家、その差とは??」について書いてみようと思います。

 

日本でマイホームを持つ上で、 避けようにも避けられない問題。

それが 「地震」 です。

 

ご存知の通り、日本は地震大国で、 かなり頻繁に地震がおきます。

大きな地震で言えば、

・阪神・淡路大震災

・東日本大震災

・熊本大震災

とても大きな被害を出しました。

 

このような頻発する地震に対して、 住宅がどう対応しようとしているか、についてちょっと解説しますね。

 

そもそも、住宅に耐震性がないのであれば、 ちょっとした地震の揺れで倒壊してしまいます。

そうなると、困りますよね。

ですから、ルールとして、現在、住宅を建築しようと思った時に、 その住宅が耐震性として、最低限満たしておかない基準が 定められています。

それは、

「建築基準法」の基準です。

ちなみに、

「建築基準法」の耐震基準というのは、 「耐震等級1」という基準値になります。

それで、ポイントなのは、「建築基準法の基準=耐震等級1」が求めているのは、震度7クラスの地震に対して、

「人命を失うことがないこと」を要求している水準ということです。

 

ここがポイントで、

「大地震が来たときに人命を失わないこと」 は大事とされていますが、

「大地震が来たときに住宅が壊れないこと」 を基準としているわけではありません。

人命が最優先ですから、当然と言えば当然です。

ただ・・・・・

「地震で壊れる家と壊れない家、 どちらがいいですか?」

もし、大地震が来て、 家が大きな損傷を受ければ、

・建て替え

・賃貸住宅

のどちらかになります。

 

「地震保険があるから、 それで家を建て替えたらいいのでは?」

と言われる方もいます。

ただ・・・

地震保険は住宅全体の半分しか、 保険金は下りません。

2000万円の家で、 1000万円までしか保険金出ません。

残りの1000万円を再度住宅ローンするか、 どこかからかき集めるか。

そうすれば、建て替えできます。

そうでなければ、命を失うことはなくても、 その後の人生に大きな影響を与えます。

精神的にも大きなダメージです。

ですから、最初の質問。

 

「地震に強い家と弱い家、その差とは? の答えとしては、

わかりやすい表現で言えば、 「耐震等級3」の家 ということになります。

 

『「耐震等級3」の家って、 どういう意味?』

と思われたと思います。

 

「建築基準法の基準=耐震等級1 では人命は失わないにせよ、家そのものは壊れてしまう可能性がある、

ということをお伝えしました。

また、家が地震で壊れた場合、 地震保険では半額までしか補償されず、 家の予算の半額を自己負担しないと、

家を建て替えることはできません。

それで、

「地震で壊れない家を建てるには?」 ということを解説します。

 

簡単に言えば、まず、 「耐震等級3」の家が条件になります。

熊本地震では震度72回観測していますが、 地震後も家の中で生活することができた家の多くが、

「耐震等級3」の家でした。

それではここで、 耐震等級について詳しく解説します。

まず、国交省の性能表示制度 というものがあります。

 

そこでは、耐震等級1,2,3という 3段階に分けて、耐震性能を示しています。

 

「耐震等級1

・数百年に1度程度の地震

(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しないこと

・数十年に1度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しないこと

こちらが、建築基準法の耐震性能を満たす水準です

 

「耐震等級2

耐震等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられること

病院や学校の耐震性に匹敵

 

「耐震等級3

耐震等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられること

消防や警察などの 防災の拠点となる建物の耐震性に匹敵

以上のようになっています。

「耐震等級3が一番いいわけですね。

 

『じゃあ、なんで、 みんな耐震等級3じゃないの?』 と思われると思うのですが、

耐震等級3を確保するためには、 構造上の制約や計算等の時間(構造計算)そして。お金がかかります。

 

それで、一番安くすむかたちの 耐震等級1の家が建てられることになります。

でも、これで本当にいいのでしょうか?

 

大地震で倒壊・半壊したとして、 地震保険ですべてのお金は出ませんから、

若いうちだと再度、住宅ローンを組んで 建て替えや補修できますが、

定年後の老後ですと、住宅ローンは難しいです。

 

手持ち現金で建て替えを検討する他ないです。

それが難しいと、賃貸住宅に引っ越すことになります。

 

ですから、「耐震等級3の家 が地震に強い家の条件になります。

このようにいつか来るかもしれない未来にしっかりと備えを強化することは
お家づくりを始める最初の一歩として、とても重要となっています。

 

お家づくりは一生に一度の大きなプロジェクトです。

安心して住み続けるためにも、しっかりとした耐震性能が不可欠となります。

きらくハウスでは【構造塾】で学びを通じて、
お客様に安全・安心なお家を提供できるよう努めています。

また、定期的に【家づくり勉強会】や【個別相談会】も開催していますので、
ホームページのイベント情報をご確認いただければ幸いです。

お家づくりに不安や悩みがあれば、是非お気軽にご連絡ください。


 

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