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住宅ローンは短く借りた方がいいの?長く借りた方がいいの?
今回の家づくりお役立情報のコーナー 住宅ローン編は・・・。
『住宅ローンは短く借りた方がいいの?長く借りた方がいいの? 』というテーマについて書いてみたいと思います。
こんにちは!
ブログ読んで頂きありがとうございます。
思わず深呼吸したくなる健康・快適・幸せに暮らせる木の家づくりをしています。
京都府舞鶴市の木を愛する・・・塩見工務店
塩見智則です。
先日、お客様から質問された内容がもしかしたらみなさんも参考になるかと思って、今日はそのことについて書きます。
その質問とは・・・
「住宅ローンは短く借りた方がいいの?」
例え話で説明してみますね。
住宅ローンの借り入れされる方は現在38歳。
お子さんはまだ小さく、子育て世代になります。3000万円の借入をする予定です。
さて、こちらの方はこう言いました。
「住宅ローンは早く返済してしまいたいし、短く借りた方が総支払額も安く済むから、
年齢的に考えても借り入れ期間を25年にしようと思ったりもしたんだけど、どうしたらいいのでしょうか?」
要するに、「住宅ローンは短く借りた方がいいのか?長く借りた方がいいのか?」ということですね。
お金の勘定だけで考えるなら・・・・。
とある住宅ローン(全期間固定金利、2.0%、元利均等返済、ボーナス払いなし)で3000万円借りた場合として、借入期間の長さの違いで比較してみます。
(今の金利はもっと低いですが・・・かんたんな計算ですので、イメージでとらえてくださいね)
25年で組んだ場合・・・毎月の支払額127,170円で、総支払額は約38,150,000円
35年で組んだ場合・・・毎月の支払額99,390円で、総支払額は約41,740,000円
です。
総支払額の差は3,590,000円です!
約360万円もの差があるし、返済も10年も早まるし、こりゃ25年ローンの方がいい(=短く借りたほうがいい)んじゃないのって思われたんじゃないですか?
お金勘定で考えるならそうかもしれませんが・・・。
ちょっと待ってください!
ただ、ここでぼくの答えを書くとするのであれば、実は35年ローンにしたほうがいい(=長く借りたほうがいい)と思っています。
お金の損得ではもちろん短いローンの方がいいわけですが、リスク面では長く借りたほうがいいと思うわけです。
それはなぜでしょうか。理由は大きくは2つあります。
1つ目は・・・月々の支払いが厳しくなる可能性もあるから
月々の支払という面で考えると、今は127,170円でもやっていける収入(夫婦合算)かもしれませんし、収入が比較てき多いご家庭では全然問題ないかもしれません。
しかし、「月13万円の支払いなら何とかいけるから25年ローンで・・・」というギリギリの計画の場合、
お子さんの教育費などは、お子さんの成長と共に上がっていく傾向に・・・。
不慮の出費などもありがちですから、収入によりますが、リスク回避という面では35年ローンで月々の支払を99,390円に抑えた方がいいという判断もありますよね。
とにかくお子さんが成長期なご家庭は長く借りたほうがリスクは減ります。
2つ目は・・・短いローンを長くするのは難しいが、長いローンを短くするのはかんたん
もう一つの理由は・・・
ローンというのは一度組んだら、「毎月の支払いが厳しいからちょっと期間を長くしてもらって毎月の支払を減らしてもらおう・・・」とはかんたんにいかないからです。
逆に、長い期間のローンを繰り上げ返済をして、期間短縮することは比較的かんたんにできるんです。
つまり、安全をみて35年ローンを組んでおいて、よきタイミングで繰り上げ返済をしましょう!ということをおススメするケースの方が多いわけです。
ただし、あくまで年齢、家族状況、収入のバランスによります。
こちらの例の場合はそうなりますね。
ということで、「借金は早く返してしまいたい!」という気持ちはよーくわかりますが、
子育て世代は特に、無理して短く借りないほうがいいんじゃないかなぁ~。と僕は思います。
参考にして頂ければ幸いです。
☆こちらの記事も参考にどうぞ!
・『住宅ローン』の疑問について書いた記事をまとめてみました
・これから楽しい家づくりをはじめる前に知っておきたい家づくりお役立ち情報書いた記事をカテゴリーごとにまとめてみました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。