古民家再生 OLD FOLK HOUSE REGENERATION

次世代へ受け継ぐ…
住み継ぐ古民家再生

古民家ならではの大黒柱や今ではなかなか手に入れることの困難なクリやケヤキの梁が使われてて素晴らしいものです。
ただ間取り的な話をすると昔ながらの田の字型の間取りで土間にトイレ・風呂があるなど現代の暮らしには暮しにくいのは否定できません。
ただ暮しにくい、古いというだけで壊してしまうのはすごくもったいないと思います。
古民家ならではの良さを残しつつ現代の暮らしに合わせて再生したらいいんです。

施工事例

壊してしまうのはほんとにもったいない!

現代は合理化の流れで壊されたり、空き家となって朽ち果てていく古民家が多くなっています。
古民家の魅力はなんといってもダイナミックな黒い柱や梁。
古民家に使われている柱・梁はケヤキやクリなど現代ではなかなか手に入れることのできない貴重な材料が使われています。
なんともいえない荘厳な雰囲気や優しさを併せ持つ古民家のデザインは、きっと日本人か大切にしたい何かがあるのでしょう。

塩見工務店の考える「古民家再生」は、全てを元に戻すわけではありません。
古民家の素晴らしい所はそのまま活かして、人類が積み重ねてきた新しい技術を取り入れ、現代の息を吹き込みます・・・。

わたしたちは古民家に深く敬意をはらいつつ新しいものとの調和考え、
「木と古民家の融合」をコンセプトにさらにまた何十年先も飽きのこない新しい古民家として次の世代へと受け継ぎます・・・。

古民家再生を手がけるようになったきっかけは2002年・・・

「かやぶき屋根を瓦屋根に変えることはできないか?」というあるお客様からの相談からでした。
その当時、古民家再生ははじめての仕事で図面通りにはいかないなどいろいろな苦労もありましたが、改めて人力で家を建てる昔の大工さんの偉大さと古民家の素晴らしさを感じることができ良い経験をさせていただきました。
この古民家再生の仕事をきっかけに現在まで数々の古民家再生の仕事をさせて頂きました。

わら屋根から瓦屋根へのプロセス

2011年にはお施主さんとの古民家再生も・・・

「空き家になり、不動産屋さんに売り物件になっていた古民家のを見つけられた私と同年代の子育て世代お施主様からの依頼・・・。
築100年は建っているであろう古民家・・・わら屋根に波板が葺いてありましたが錆びて穴があき1部雨がもっている状態・・・。
所々腐っておりこのまま放っておけば1、2年で朽ちてしまっているであろう古民家・・・。
なんとかリフォームして住むことはできないだろうか?という相談でした。
古民家を見せて頂くと・・・柱・梁はケヤキやクリ・マツなど現代ではなかなか手に入れることのできない貴重な材料が使われており、リフォームする価値はあるような建物でした。

直面した予算の問題

リフォームをしていく上で間取りを考え打ち合わせをして、見積もりを出し、1番問題になってくるのが予算の問題でした。
お金を出せばいくらでも良いものは作れますが、限られた予算の中でお客さんの思いにどこまで応え形にして喜んでもらえるか?予算に合わせた提案ができるか?がこれからの時代は大事な要素だと思います。
リフォームするならできるだけ快適にしてあげたい・・・でも予算的に・・・・・ってなるわけです。

そこで今回の古民家でお施主さんに提案したのが、解体や片付けや簡単な大工仕事をお施主さんのできる範囲で一緒に作りませんか?でした。

そしてお施主さんとの古民家再生がスタートしました。

「毎日のように夕方の仕事終わりや仕事の休みの日に現場にこられ、解体から自分の部屋の床貼りや壁張り、子供部屋の下地・自然塗料塗りなどなど大工仕事にも参加して頂きました。

大変だったと思いますが家が完成して住み始められ良い思い出になったと言って頂き、住み手を変え次の世代に住み継ぐお手伝いができたこと嬉しく思います。

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