よくある質問 FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

構造・性能について

耐震等級って何ですか?
建物の強さを表す品確法の住宅性能表示の一つが耐震等級です。
3段階の等級があります。建築基準法の範囲内を等級1、建築基準法の1.25倍の耐震性を等級2、建築基準法の1.5倍の耐震性が等級3となります。

耐震等級2以上を取得するためには木造2階建てにおいても構造計算が必要になります。

ちなみに、耐震等級2は学校や病院など公共性の高い建物の基準、等級3は消防署や警察署など防災拠点になる建物の基準となります。耐震等級を高くすることでフラット35の融資を受ける際や、地震保険に加入される際に優遇が受けられます。

塩見工務店では耐震等級3取得をお薦めしておりますが、プラン等によりご相談可能です。
快適な家にするためには、どの工法が良いの?
人が健康で快適に暮らせる環境は、気温20~25度、湿度40~60パーセントと言われています。

真夏や真冬も年中快適に過ごすためには冷暖房で気温、湿度を調節する必要があります。

「高気密・高断熱」の家は冷暖房の効率がよく、ランニングコストが抑えられます。
木造住宅は火災に弱いのでは?
確かに木造の場合、鉄骨造、コンクリート造に比べて燃えやすいという欠点があります。
しかし、厚みを十分に持った木材は、表面が燃えても芯まで燃えるのは時間がかかります。

一方、鉄骨やコンクリートは燃えませんが、高熱に長時間さらされると急激にその強度を失い崩落する危険があります。

従って、太い木材を使って建てられた建物は、火災になった際、鉄骨造やコンクリート造よりも長時間熱にさらされても、崩れ落ちる可能性が低いと考えられています。
木造住宅はシロアリに弱いのではありませんか?
シロアリは腐った木材を好みます。

従って、通気性を確保して湿気を防ぐなど、木を腐らせない工夫をすることでシロアリ被害を防ぐことが可能です。

また、家の土台となる部分にシロアリの嫌うヒノキを使うことによって被害を防ぐ方法もあります。
「省エネ等級」とは、どういうものですか?
「省エネ等級」とは、建物の断熱性能など省エネルギー対策の度合いを示す等級のことです。

地域ごとに熱損失係数や夏期日射取得係数などの値が決められています。

この省エネ等級が高いと、フラット35など住宅ローンを借りる際に、金利が低く抑えられるなどのメリットがあります。
直下率とはなんですか?
直下率には、2種類の直下率があります。

1つ目は、「柱の直下率」です。
「柱の直下率」とは、2階の柱の下に1階の柱がどれだけあるかを示す値です。

2つ目は、「壁の直下率」です。
「壁の直下率」とは、2階の耐震壁(地震などの力に対して耐える壁)の下に1階の耐震壁がどれだけあるかを示す値です。


少し難しくすると、
「柱」:1階と2階で柱の位置が同じ場所の本数/上階の柱の本数×100(%)
「耐震壁」:1階と2階での耐震壁の場所が一致する壁の長さ/上階の壁の長さ×100(%)
を直下率と呼びます。

ではなぜ、直下率が大事なのでしょうか??

最近では熊本地震、ちょっと昔では阪神淡路大震災の調査結果などから、「柱の直下率」が60%以上、「耐力壁の直下率」が60%を超えた建物は大地震の揺れに耐えているのです。

しかも、熊本地震では耐震等級2(長期優良住宅基準の耐震性)を持った住宅が倒壊しています。
これも、「直下率不足が原因で倒壊」との調査結果が出ています。

そもそも、現行の建築基準法では、「柱の直下率」、「耐震壁の直下率」への規定はありません。
耐震等級の考え方にも、直下率の規定がないのは驚きです。
ですから、耐震等級3(最高等級)だからと言って一概に安心ができるわけではないのです。

建築基準法などでの規制がない以上、会社での考え方やルールがどのようになっているかを確認することはとても重要なことです。

塩見工務店の基準では、「柱の直下率」60%以上、「耐震壁の直下率」60%以上、耐震等級3(プランにより異なります)、偏芯率は20%以下を基準とした家づくりをしています。
偏心率とはなんですか?
偏心率とは、建物の重さの中心(重心)と強さの中心(剛心)のズレを数値的に示したものの
ことをいい、その数値が小さい建物は、バランスの良い建物ということです。
偏心率が小さければ、バランスがよくねじれに強いという判断をされています。

塩見工務店では偏心率を20%以下に設定することにより、構造バランスを保っています。
耐力壁の多さはもちろん大切ですが、その配置のバランスが悪ければ地震時に本来の持っている強度を十分に発揮できません。

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