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「高気密高断熱の「気密」が大切な理由とは?」【家づくりをする上ではずせない基本性能の話⑦】

こんにちは!

思わず深呼吸したくなる健康・快適・幸せに暮らせる木の家づくりをしています。

ブログ読んで頂きありがとうございます。

京都府舞鶴市の木を愛する・・・塩見工務店

 

塩見智則です。

家づくりをする上ではずせない基本性能の話

今回のテーマは「高気密高断熱の  「気密」が大切な理由とは?」について

 

これまで、 「高気密高断熱住宅が大切」 とお伝えしてきました。

それで、 「高断熱」 については色々と お伝えしてきています。

・断熱材

・窓サッシ

こういったことは、 断熱性能のアップなので、 高断熱です。

 

じゃあ、「高気密高断熱住宅」 という言葉で、「高気密」 はどういう位置付けなのでしょうか?

短く言いますと、「気密が悪いと、  快適な家にはならない」という理由になります。

 

気密性が高いというのは、 「隙間がない」 という意味になります。

・気密性が高い=隙間がない

・気密性が低い=隙間が多い

それで、気密性が低い家は、隙間が空いててスカスカです。

 

そのため、いくら建物の保温力が強くても、 いくらヒーターをガンガン入れても、

空気や熱はどんどん漏れます。

 

夏なら涼しい空気や冷気が ガンガン逃げるので、 さらにガンガン冷房しないといけません。

冬なら暖かい空気や暖気がガンガン逃げるので、さらにガンガン暖房しないといけません。

電気代やガス代を たくさん使って、それでも 大して快適でない家。

気密性が悪い家はそんな家になってしまいます。

なので、

「高気密高断熱住宅」と呼ばれるように、 断熱性能が高いだけではなく、 気密性能も高くないと、

いけないんですね。

住み始めてからかかる光熱費をおさえることのできる冬暖かく夏涼しいお家🏠

言葉で言うのは簡単ですが、しっかりした根拠を提示できないと高気密高断熱住宅は難しいんです☝️

・外皮計算でUA値を計算してもらう
・気密測定でC値を1以下になる施工をしてもらう事をおすすめします☝️

断熱性能・気密性能どちらが欠けてもいけません。

 

断熱はセーター、気密はウィンドブレーカーのようなものと言うと想像しやすいでしょうか?

セーターを着てウィンドブレーカーを着てもウィンドブレーカーに穴が空いてたり、チャック全開だと寒いですよね?

 

どちらが欠けてもダメで、高気密高断熱住宅には両方の性能を確保することが大事です☝️

それぞれの性能を高めることで、冷暖房負荷が小さくなり、

少ないエネルギーで室内温度を管理できるので光熱費を抑えることができるのです。

 

気密というと聞きなれませんが、簡単に言うと「家にどれだけ、すき間があるか❓」という基準のことです。

昔の家に多かったすきま風。このすきま風の原因は文字通り「家のすき間」です。

住まいにはパッと見ただけではわからないですが、実は、すき間がたくさんあるのです。

 

断熱性能はあくまで机上での計算数値です。いわゆる理論値なのでさすが、気密性能は実測による実測値です。

気密測定をすることでその通りきちんと計算通り施工もなっているか?確かめる手段にもなります。

隙間なく丁寧な施工を行っているかの技術的な部分を図る指標にもなるのです。

隙間の多い家では冷暖房が効きにくく、底冷えし、花粉や有害な化学物質が室内に入り込んでくるのです。

 

さらに、室内からも外部からも壁の中に、湿気が入り込んでしまいます。恐ろしいことにその湿気が、

構造上大切な柱などを腐らせてしまい、建物の耐久性に深刻なダメージを与えかねません。

さらに、気密性能は換気の効率にも大きく関わっていきます。

 

室内には水蒸気や二酸化炭素、匂い成分などの様々な汚染物質が発生します。

これらの汚染物質を屋外に排出するために定期的な換気が必要なのです。

 

2003 年以降に売り出されたマンションや戸建住宅には、24 時間換気(家の中の空気を2時間に1回入れ替える)

が義務付けられています。

 

気密性が高くないと換気扇近くの空気だけが循環する、ショートサーキットという現象が起きてしまいます。

 

換気扇周辺だけで、空気が空回りしてしまい、きれいな空気が入ってこず、うまく換気できなくなります。

 

家中の空気を上手に入れ替えるためにも、家の隙間はどの部屋であっても可能な限り少なくする必要があります。

この気密性は実際に専用の機器を使って実測することができ、C 値(㎠/㎡)という単位で表されます。

 

これは建物床面積1㎡あたりの家の隙間面積に相当し、数値が小さいほど性能が良いことを意味します。

冬暖かく夏涼しい高気密住宅の家の基準としてC 値=1.0 以下であることが望ましいのです。

きちんと気密測定してもらいましょう!

 

【家づくりをする上ではずせない基本性能の話シリーズ】

①家づくりをする上ではずせない2つの基本性能とは?

https://shiomi-kiraku.com/archives/26807

②「地震で壊れる家、 壊れない家の違いは何ですか?」

https://shiomi-kiraku.com/archives/26809

③「夏涼しく、冬あたたかい住まいにする方法」

https://shiomi-kiraku.com/archives/26894

④「断熱材について 知っておくべき2つのポイント」

https://shiomi-kiraku.com/archives/26916

⑤「年中快適な家の断熱材は何ですか?」

https://shiomi-kiraku.com/archives/26914

⑥ 「断熱は壁もですが、窓(開口部)も大事です」

https://shiomi-kiraku.com/archives/26896

 

 

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これから楽しい家づくりをはじめる前にまずは家づくりを知ることが大切ですよ!

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一生に一度ということは多くの方が経験の無い中で家づくりに取り組むことになります。

そして金額的にも高価な買い物であるため、後悔や失敗をしたくないと思い、不安になるのは皆さん同じだと思います。

本来、家づくりは夢のある楽しいことなんです。

僕もプロとして仕事をしていても家づくりは楽しいことなんです!

そんな楽しい家づくりだからこそ、不安を抱えながら家づくりをするのではなく、不安を少しでも取っていただきたいです。

家づくりで抱えがちな不安を解消するために、なるべくわかりやすくを心がけてお役立ち情報を書いています。

『家づくりお役ち情報コーナー』ではその不安を少しでもとって楽しい家づくりを頂くためにで知っておくと役立つ?

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これからの家づくりに参考にして頂き楽しい家づくりの少しでもお役にたてれば幸いです。

・『住宅ローン』の疑問について書いた記事は
⇒コチラをどうぞ!

・『土地選び』の疑問について書いた記事は
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・『家づくりにかかる費用』の疑問について書いた記事は
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・『家づくりの考え方』の疑問について書いた記事は
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・『家づくりの間取り』の疑問について書いた記事は
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・『家の素材選び・メンテナンス』の疑問について書いた記事は
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・『断熱性能』の疑問について書いた記事は
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・『家づくりの耐震』の疑問について書いた記事は
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