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夏に家の中が暑い!原因は窓かも? 暑さに強い窓を選ぶ3つのポイント
こんにちは!
思わず深呼吸したくなる健康・快適・幸せに暮らせる木の家づくりをしています。
ブログ読んで頂きありがとうございます。
京都府舞鶴市の木を愛する・・・塩見工務店
塩見智則です。
家づくりの中でよくお客様から「夏に暑いのも冬寒いのも嫌だから…。断熱材を良いものにしたい!」と言われることがあります。
確かに重要な部分ですが…。
実は夏の暑さが家に入るのは73%が窓からなんです!
そこで今回は夏の暑さに強い窓を選ぶ3つのポイントをお伝えしていきます
ポイント①ガラスの種類
ガラスの種類を3つの要素に分類すると
1.ガラスの枚数?
2.通常ガラスか?LOW-Eガラスか?
3.遮熱ガラスか?断熱ガラスか?
という風に分けられます。
それぞれ見ていきましよう!
まずガラスの枚数は多いほど暑さに強く、関西エリアぐらいであれば個人的には2枚のペアガラスがお勧めです!
次にLOW−Eガラスであることは暑さに強い絶対条件です。
同じLow-Eガラスで、この2種類の違いですが、ガラスが2枚(室内側と室外側)あり、
そのガラス間は空気層(中空層)となっていて、断熱タイプは、室内側のガラス(空気層側)に特殊金属膜がコーティングされ、遮熱タイプは、室外側のガラス(空気層側)にコーティングされています。
これにより、断熱タイプは、室内側のガラスにて、室内の熱を反射させて、外部に逃げにくいようにして、遮熱タイプは、室外側のガラスにて、太陽の熱線をカットします。この2種類をどう使い分けるかですが、部屋の方角に合わせて選びます。
LOW−Eガラスには二つのタイプがあり、遮熱ガラスと断熱ガラスでは遮熱ガラスの方が外部からの暑さに強いということを覚えておきましよう!
ポイント②
サッシ枠の材質
サッシ枠というのはガラスの周りを四角く囲んでいる枠のことで、材質により暑さに対する強さが変わります
材質には主にアルミ・樹脂・アルミ樹脂複合の3つがあります。
アルミは固く丈夫で軽いので昔から日本では主流ですが熱を伝えやすい材質なので暑さや寒さが入りやすいです。
樹脂は暑さを遮る強さはかなりありますが、変色や衝撃に弱いという欠点があります。
最後にアルミ樹脂複合は少し高価ですがアルミと樹脂の良いとこ取りができます。
ポイント③
ガラスの間に入っている成分
ガラスの枚数が2枚以上の場合ガラスとガラスの間に空気の成分を入れて暑さを伝えないようにしています。
成分には、熱を遮る力が強い順そして値段が高い順にクリプトンガス・アルゴンガス・ドライエアーの3つがあります。
クリプトンガスは成分の中で一番優れていますが、かなり高価で種類が少ない状態です。
アルゴンガスは10年以上前から窓に使われていてドライエアーより1.5倍くらい暑さを入れにくくなりますが金額が少し高めになります。
ここは予算と求められている断熱性能により判断されることをオススメします。
個人的にドライエアーで考えて、予算と断熱性能を考えながら、アルゴンガスを採用するか?の判断をするのがベストだと考えてます。
ちなみに塩見工務店の標準仕様は
・アルミと樹脂の複合サッシ
・すべてLOW-Eガラス(遮熱と断熱を方角によって使い分け)
・ドライエアー(予算によってアルゴンガス入りを採用)という組み合わせになっています。
まとめ
このポイントを知るとサッシの重要性が理解できるかと思います。
サッシで家の快適さや断熱性が大きく変わります。
しかも家に住み始めてからずっとです。
家は全体のコストバランスが大切なので、トータルで考えて費用を決めるようにしましよう!
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夏涼しく 冬暖かい家を建てるには
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『家づくりお役ち情報コーナー』ではその不安を少しでもとって楽しい家づくりを頂くためにで知っておくと役立つ?
役に立てば嬉しい(僕がですが・・)情報を発信しています。
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