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A WOODEN HOUSE THAT MAKES YOU WANT TO TAKE A DEEP BREATH
家の予算がオーバー!家がコストアップする要因になりやすい5つの事。
こんにちは!
思わず深呼吸したくなる健康・快適・幸せに暮らせる木の家づくりをしています。
ブログ読んで頂きありがとうございます。
先週出店イベントでカレー皿を購入しまして・・・。
さっそく晩御飯はカレー!
味も3割増しでおいしかったです(^_-)
京都府舞鶴市の木を愛する・・・塩見工務店
塩見智則です。
家づくりで切っても切れない関係となるのがやっぱり家と予算。
予算内で収めたいけれども・・・。
あれもこれも・・・。やりたい事が出てきて・・・。
予算オーバーぎみという方も多いのではないでしょうか?
家づくりと予算を考えるときに一番重要になってくるのが
「何がコストアップ要因になっているのかを知っておく」ということです。
コストアップの要因を知っておくことで、あまり重要でないことにコストが掛かっていた!
というのを避けることができるので知っておくことは重要です。
今回は、そんなコストアップの要因になりやすい原因ついて5つ書いてみたいと思います。
予算が気になる方はぜひ読んでみて下さい。
まず1つ目は・・・。
・家を大きい!
家のコストを一番大きく左右する要因を挙げると、やはり家の大きさが一番影響力があります。
当たり前のことですが、家を大きくすればするほど家のコストは上がっていってしまうんですね。
1坪増えることで坪単価が丸々増えてしまうという訳ではありませんが、目安として坪単価の半分強くらいが1坪増えることにコストアップしていくことが多いです。
そのため、家をつくるときに優先なのは家の大きさなのか?
それとも大きさより使い勝手や仕様が優先なのか?
という部分をあらかじめ考えておくと、ムダに大きな家でコストが上がるというのを防ぐことができます。
例えば、家の要望を伝える時に「家の大きさは40坪くらい」と伝えるとします。
そのような場合、実家の家の大きさや誰かの家が40坪だったからといった理由や、
やはり家は40坪くらいある方がいいなど、
何となくの感覚で家の大きさを伝えてしまうケースが多いのですが、実はこのような形で家の大きさを伝えるのはあまりおすすめしません。
理由は、40坪と言う縛りができることで40坪に合わせて間取りをつくることになり、場合によっては間取りが間延びしてしまうこともあるからなんですね。
家の大きさというのは要望を取り入れた結果であって、40坪の家を建てるのが目的という人はほとんどいないのではないでしょうか?
「どれくらいの大きさの家が希望ですか?」というのは聞かれやすい項目ですが、あくまで目安という点をしっかり伝えるのが重要なんですね。
また、部屋の大きさを伝える場合も、何かしらの理由があって〇〇帖欲しいという場合は別ですが、
その他の場合はできれば〇〇帖くらいで詳細は任せるというくらいの方が上手くいく場合が多いです。
(置く家具が決まっている場合は、家具の大きさも伝えるのがポイントです)
優先順位を決めて、家の大きさや部屋の大きさはある程度はプロに任せてみる。
ムダに家を大きくしないようにする場合、これがかなり効果的な方法なんですね。
2つ目は・・・。
・家の形が複雑!
家のコストアップの要因として、家の形というのも大きな影響を持っています。
具体的な例を見てみましょう。
例えば、40坪の家が2つあるとします。
1つは真四角の40坪の家。
もう1つは中庭がある40坪の家。
同じ40坪の家ですが、この2つの家を比べると中庭のある家の方が真四角の家よりもコストはアップします。
理由は中庭がある分、外壁も多くなりますし家をつくる手間も増えてしまうので、同じ40坪の家でもコストアップになってしまうんですね。
同じようなことは、家の凸凹についても言えます。
家が凸凹すればするほど、角の処理に手間とお金がかかるようになるのでコストアップの要因になってしまいます。
もちろん、凸凹があるか無いかで家の外観にも影響するので一概に凸凹が無い方がいいとは言えませんが、ムダや意味の無い凸凹はできるだけ抑えた家の方がコストは下がります。
家全体を見てみて、やけに凸凹が多い家の場合は家の形自体を見直してみるのもいいですね。
(下屋がやけに多い家や、変な位置に下屋がある家は要注意です!)
三つ目・・・。
・構造材に良い物を使う
家の構造材に良い物を使うと、当然ですが家のコストは上がります。
ここで言う構造材とは、
- 基礎
- 柱や土台などの躯体
- 断熱材
- 外壁材
- 屋根材
- サッシ
この辺りの部材のことを指しています。
例えば、家の根幹となる「柱や土台などの躯体」について・・・。
躯体で大きな影響があるのが、大きさと樹種。
柱であれば通常は120角と105角の柱が使われることが多いですが、やはり120角の柱の方が太いので強度がありますし、見た目もガッシリします。
また、樹種であれば杉の柱とヒノキの柱であればヒノキの柱の方がコストアップになりますし、無垢材と集成材であれば無垢材の方がコストアップになります。
このように使う構造材しだいで家のコストは変わってくるんですね。
また、構造材の場合はどれも使用量が多いので、変更すると数十万円から百万円単位でコストアップしてくることになり、インパクトはかなり大きい項目と言えます。
このような構造材は工務店の基本仕様としてあらかじめ決まっていることが多いですが、もちろん希望に応じて変更も可能です。
そして、どの構造材に力を入れるのかというのは、地域性も大きく影響してきます。
例えば、寒い地域であれば躯体よりもサッシや断熱性能を優先した方が快適な生活を送れる可能性が高くなりますし、反対に暖かい地域であればそこまで断熱性能を求めなくても快適な生活を送れる可能性が高いので、他に予算をかけるのもいいですね。
また、大きな地震が予想される地域であれば、躯体に力を入れることで地震の時の被害を最小限に食い止められる確率も高くなります。
このように、地域の特性を見ながら何に重点を置くかで構造材を見ていくと選びやすくなるんです。
一方、構造材は家の基本性能となるので、できれば良い物を使いたいですが、構造材ばかりにコストを掛けることで他に予算が掛けられなくなり、中がすっからかんの家になってしまうのも寂しいものです。
家の耐震性を優先するのか、断熱性を優先するのか、はたまた構造材以外を優先するのかなど、意識しながら構造材を選びたいですね。
4つ目・・・。
・内装素材や水廻り設備が高価!
内装や設備に良い物を入れるのも、コストアップの要因になります。
内装と設備の例を挙げてみると、
- フローリング
- クロスや珪藻土などの塗り壁
- ドアや引戸などの建具
- キッチンやお風呂などの設備
このあたりがコストアップに影響する代表的な内装と設備になります。
基本的に内装については質感が高級な物を使うほど、コストは掛かるようになります。
設備の主なコストアップ要因は、キッチン、お風呂、洗面、トイレの4つです。
一番コストアップの可能性を秘めているのがキッチンでその次がお風呂。
洗面とトイレは比較的コストアップの幅が限られているので手を加えやすいと言えます。
設備機器は時間が経てば劣化して交換が必要になってくるので、いわゆる消耗品に近い位置づけになってきます。
そのため、家のことを考えると「構造材」>「設備機器」という図式が成り立ちます。
ただ、消耗品に近いからといってランクの低い物ばかり入れて毎日の生活がつまらなくなっては元も子もありません。
(設備機器を気にしないなら、最低限の物でも大丈夫です。
他の物と違い、高級品とそこまで大きな差はないです)
家事は毎日のことなので、楽しく家事ができるレベルで折り合いをつけるのが、設備機器を選ぶ時のポイントになんですね。
5つ目は・・・。
・造作にこだわる
造作工事も家のコストアップ要因となります。
家を建てるとき、ついついアレもコレもと作り付けでいろんな物を作りたくなりますが、知らない間にコストがとんでもなく掛かっていたなんて事も。
もちろん、造作工事は家を建てている時に作るのが一番効率的なのですが(大工さんがその場で作れるので)、仕上がりのクオリティとどんな材料を使うかがコストに大きく影響してきます。
例えば、棚板だけの可動棚をつくる場合、そんなにコストは掛かりません。
部材をカットして取り付ければいいので、そこまで手間にはならないですし、材料もそんな良い物を使う必要もないからなんですね。
一方、造作のキッチンであったり、造作の箱形収納をつくるとコストはかなり上がってきます。
材料も水に強い物を使う必要がありますし、棚板と比べて手間も必要になってくるからなんですね。
さらには扉をつけたり、カウンターにこだわったりするとさらにコストは上がってきます。
建具を作ったり、見栄えのする材料を用意する必要があるので、コストアップしていくんですね。
このように造作の場合、材料と手間がどれだけ必要なのかでコストは大きく変わってくるので、見せる場所と見せない場所を上手く分けながらコストを調整したいですね。
(例えば、見せる場所は見せるけども、見せない場所は引出しの変わりにカゴを使うなど)。
また、収納の内部なんかは作りこみ過ぎない方が後々の使い勝手も良くなります。
コストだけではなくメンテナンス性も重要なんです!
コストについて考えるとき、メンテナンス性について考えるのも意外と重要な項目です。
最初はコストが抑えられると思って選んだ材料も、実際に家ができると思ったよりメンテナンスコストが掛かるなんてこともあります。
これは特に、雨や紫外線など過酷な環境で使われることが多い屋根や外壁材で顕著に現れやすいです。
車に車検が必要なように、家は必ずメンテナンスが必要なものです。
長い目で見るなら、傷などが劣化して見えるものよりも味が出る物を選ぶなど、メンテナンス性も考えることでトータルのコストを抑えることができるんですね。
最初にコストを掛けるのか、後でコストを掛けるのか?
予算と相談しながら決めていきたいですね。
まとめると・・・。
今回は家のコストアップ要因について書いてみました。
家と予算は切っても切れない関係で、どうしても頭を悩ませがちです。
ただ、家を良く見てみると、実際にはあまり必要無い部分にコストが掛かっていたりして、それがコストアップの要因となっている場合もあります。
見積もりを見るだけではイマイチ分かりにくい部分も多いんですね。
何がコストアップする要因となるのか。
そのことを頭に入れておくだけでも、家に必要なお金の全体像はかなり把握しやすくなります。
参考にどうぞ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
木を愛する・・・塩見工務店 専務取締役 塩見智則です。
1977年京都府舞鶴市生まれ かに座のA型です。
二級建築士です。現在・・・子育て真っ只中・・・。
家は家族の幸せのために健康で快適に過ごせて日々の暮らしを楽しむためにあるんです。
注文住宅を建てることや家を売ることが仕事ではありません。
あくまで家づくりを通して家族の幸せな暮らしをつくることが僕の仕事なんです。
【家づくりの不安を少しでも・・・解消してほしい!】
家づくりは一生に一度の一大事業とよく言われます。
一生に一度ということは多くの方が経験の無い中で家づくりに取り組むことになります。
そして金額的にも高価な買い物であるため、後悔や失敗をしたくないと思い、不安になるのは皆さん同じだと思います。
本来、家づくりは夢のある楽しいことなんです。
僕もプロとして仕事をしていても家づくりは楽しいことなんです!
そんな楽しい家づくりだからこそ、不安を抱えながら家づくりをするのではなく、
家づくりで抱えがちな不安を解消してほしいと願っています。
家づくりの進め方、失敗しない土地探し、資金計画、間取り、材料の選び方,
日々の家づくりなどなど・・ブログにて毎日更新を目標に発信しています!
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木を愛する・・・塩見工務店は舞鶴市を中心とした京都北部エリア(福知山市、綾部市、宮津市、京丹後市)で一生に1度の家づくりを大切にして健康に快適で暮らしたい!毎日の暮らしを楽しみたい!
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