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夫婦で家づくりを進めるのがしんどい時に読む話|揉めやすい3つと整え方

夫婦で家づくりを進めるのがしんどい時に読む話|揉めやすい3つと整え方

こんにちは。
京都府舞鶴市の工務店「きらくハウス(有限会社塩見工務店)」で、家づくりの相談役をしている塩見智則です。
元大工で、今は住宅アドバイザーとしてご夫婦の打ち合わせに同席することが多いです。

家づくりの相談で多いのは「間取りどうしよう?」でも「ローンどうしよう?」でもなくて、

“夫婦で話が噛み合わなくなって、家づくりが止まる”ということ。

ちゃんと話してるはずなのに、なぜか空気が重くなる。

片方が黙る。もう片方がイライラする。

…なんとなく不安になりますよね。

でもそれって、仲が悪いからじゃなくて、むしろ真剣だから起きやすい。

家づくりって「家を選ぶ」時間というより、“これからの暮らし方”を決める時間になりやすいからです。

ソファに座り、笑顔で住宅カタログの間取りや内装写真を見ながら打ち合わせをする夫婦。

家づくりで揉めるのって、うちだけ?

「うち、やばいですかね…」って言われることがありますが、全然そんなことないです。

ある調査では、家を建てるときに夫婦喧嘩をした人が24.5%(約4人に1人)という結果が出ています。

しかも揉める理由は、だいたいパターンが似てるんです。

夫婦で揉めやすい3大ポイントはここ

同じ調査で、揉める原因の上位はこの3つでした。

1位:予算

2位:間取り

3位:内装・デザイン

ここからは、僕が現場で見てきた「揉める本当の理由」と、こじれにくくする考え方をセットでお話します。

① 予算で揉めるのは「金額」より「お金の性格」が違うから

揉めてるのは「いくら」よりも、実は…

・“今の快適さ”にお金を使いたい人

・“将来の安心”のために余白を残したい人

このお金の性格の違いだったりします。

ここが共有できてないと、片方は「なんで削るの?」になり、もう片方は「なんで増やすの?」になる。

相手を説得しようとすると、だいたい空気が悪くなります。

僕がよく提案するのは、金額の前にこの2つを言葉にすることです。

・守りたいもの(不安になりやすいこと)

・叶えたいもの(ワクワクすること)

たとえば「教育費が気になる」が守りたい側。

「毎日の家事をラクにしたい」が叶えたい側。

先にここが見えると、予算の話が“ケンカ”じゃなく“作戦会議”になります。

② 間取りで止まるのは「図面の向こうにある暮らし」が違うから

設計図面の上に置かれた、青い屋根とカーポートを備えた一戸建て住宅の精密なカラー模型。

図面を見て「こっちがいい」「いや、こっち」となる時、

本当は“部屋数”じゃなくて、暮らしのイメージがぶつかっていることが多いです。

・リビング中心で、自然に集まる家がいいる家がいい

・将来の変化に合わせて、可変性がほしい

どれも間違いじゃない。

ただ、言葉にしないまま図面だけ見ると「広い・狭い」「多い・少ない」のケンカになりやすいんです。

きらくハウスでは、間取りに入る前に「朝〜夜までの動き」を一緒に整理します。

朝の支度、帰宅後の動線、洗濯の流れ、休日の過ごし方。

ここが揃うと、図面が急に“答え合わせ”っぽくなって、決めやすくなります。

③ デザインで揉めるのは「好き嫌い」じゃなく「落ち着く理由」が違うから

レースカーテン越しに柔らかな日差しが差し込む、明るく清潔感のあるフローリング。

内装って感覚なので、言葉にしにくいですよね。

「なんとなく好き」

「なんとなく落ち着かない」

この“なんとなく”のまま話すと、すれ違いが増えます。

なので僕は、

・それ、どの瞬間が好きですか?(朝の光?素材感?ホテルっぽさ?)

・逆に、何が不安ですか?(汚れ?飽きる?暗い?)

理由が見えてくると、妥協じゃなくて「納得して選ぶ」になります。

たとえば「木のあたたかさが好き」なら無垢の床で叶えつつ、汚れが不安ならメンテしやすい樹種を選ぶ、みたいに“両立”の道が出てきます。

揉めたときに大事なのは「決着」じゃなく「整理」

同じ調査では、意見が割れたとき「お互いの妥協策を見つけた」が43.6%という結果もあります。

僕はこの数字、けっこう希望があるなと思っていて。

“落とし所”を探してるんですよね。

そのためのコツはシンプルで、これだけです。

・(1回の打ち合わせで)全部決めようとしない

・「どっちが正しいか」じゃなく「何を大事にしたいか」に戻る

・言いにくいことほど、第三者に“翻訳”してもらう

ここまでできると、空気がふっと軽くなる瞬間があります。

こんな会話ができたら、家づくりはもう一段ラクになります

たとえば、こんな感じ。

妻「私は、帰ってきたときにホッとできる家がいい」

夫「僕は、将来の支払いが不安にならない範囲で進めたい」

僕「いいですね。じゃあ“ホッとできる”の正体を一緒に探しましょう。照明?温度?片付いて見える収納? その上で、守りたい家計のラインも一緒に作戦立てましょう」

この会話になると、急に“家の話”が進みます。

そして、ちょっとだけ家づくりが楽しくなります。

最後に

家づくりで意見が割れるのは、失敗のサインじゃありません。

ちゃんと考えてる証拠だと思います。

僕は、楽しく家づくりをしてほしい。

そのためにブログを書き、家づくり勉強会や個別相談会を続けています。契約のためではありません。

まだ何も決まっていなくても大丈夫です。

話を聞くだけで、家づくりは少し楽になります。

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